@article{oai:oka-pu.repo.nii.ac.jp:00000785, author = {山本, 力 and YAMAMOTO, TSUTOMU}, journal = {岡山県立大学保健福祉学部紀要}, month = {}, note = {欧米では深刻な死別経験者の1〜3割の人達が、悲哀の過程において「病的悲嘆」に陥るとされ、様々の援肋技法が開発されてきた。しかし、わが国ではその診断基準やカウンセリング技法はほとんど確立されていない。そこで本論では、心理臨床の経験的資料を基礎にして、➀病的悲嘆の類型化と指標を明確化することを試み、➁悲哀の機能不全を起こす危険因子の抽出を行い、➂さらに悲嘆カウンセリング技法の原則について若干の検討を行うことの3点を目的とした。その結果、悲哀のアセスメントを行うことにより「喪失様態」や病的悲嘆の範躊を同定して、それらの特性に応じたカウンセリング技法を適用していく必要性が明らかになった。本論で新たに提起した知見として、悲哀の過程の後半において外界との接触を促進する援肋を必要性としていること、そして偶然に生起する面接の中断と再開を契機にして悲哀の過程が進展することに注目し、面接関係での「代理経験」の意義を示唆したことなどがある。}, pages = {27--35}, title = {悲哀の機能不全とカウンセリング-死別と悲哀の概念と臨床(II)-}, volume = {4}, year = {1997}, yomi = {ヤマモト, ツトム} }