@article{oai:oka-pu.repo.nii.ac.jp:00000940, author = {森下, 早苗 and 岡野, 初枝}, journal = {岡山県立大学短期大学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {人口の高齢化に伴い痴呆性老人は著しく増加した。痴呆性老人の多くは在宅で生活しており,在宅ケアの充実が早急な課題となっている。そこで,ホームヘルパーを対象に,痴呆性老人のケア(基本的事項,痴呆性老人のかかわり状況,保健・福祉サービス)について意識調査を行った。  岡山県内78市町村に配布したところ,60市町村から79部(回収率76.9%)の回答が得られた。結果は,ヘルパーの約8割がかかわっており,現在の受け持ち平均人数は,1.98人±1.85であった。ケースの把握はヘルパー目身によるものが最も多く,主な援助内容は,相談・助言,各機関との連絡,住居の清掃等であった。ヘルパーだけでかかわっているケースはなかったが,援助の中で,生活動作の指導・訓練,相談・助言等に困難を感じており,保健婦等の適切なアドバイスやかかわりが求められていた。  また,高齢者サービス調整会議等のケース会議は,市町村により実施状況に多少バラつきがみられた。痴呆性老人のケアについて,現状の評価と,今後の必要度について比較したところ,すべての項目において有意な差が見られた。最も必要度の高かったのは痴呆性老人の研修等によるヘルパーの資質の向上であった。また,家族に対する援助の必要性を指摘しており,広域的サービスの調整,保健・福祉の総合的ケアの充実が望まれていた。}, pages = {69--83}, title = {痴呆性老人の在宅ケアに関する一考察-ヘルパ-の意識調査-}, volume = {3}, year = {1996}, yomi = {オカノ, ハツエ} }