@article{oai:oka-pu.repo.nii.ac.jp:00000957, author = {上地, 雄一郎 and 福, 知栄子 and 内田, 節子}, journal = {岡山県立大学短期大学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {米国の児童虐待への援助システムでは,子どもの家庭外措置が必要なら裁判所が親権を一時停止する。そして,CPSという機関が中心となって子どもと家族に対する治療や援助を行う。親権停止1年後に再度調査を行い,家族の再統合が不可能なら,子どもは里親家庭などに引き取られる。現在では,このシステムの問題点への反省から,できるだけ子どもを家庭に置いたままで援助する方向が模索されている。英国の児童虐待ヘの援助の特色は,諸機関による協働ということである。しかし,このシステムは子どものリスクを評価する段階ではうまく機能しているが,援助サービス提供の段階になると効果的な協働がなされていない。また,治療的援肋のあり方についての調査研究が課題として残されている。特に施設入所による援助の追跡調査の必要性が指摘されている。日本では,児童虐待に対して児童相談所を中心とする福祉機関・施設による援助が行われている。福祉援助機関は,通告者が親以外の場合は援助を提供するのに大変苦労しているのが現状である。従って,特に法的整備が急がれ,親と子どもに対する援助のためのネットワークづくりが急務の課題となっている。}, pages = {67--83}, title = {児童虐待に関する研究-国際比較-:(2)児童虐待に対する援助}, volume = {4}, year = {1997}, yomi = {カミジ, ユウイチロウ and フク, チエコ and ウチダ, セツコ} }