@article{oai:oka-pu.repo.nii.ac.jp:00000960, author = {中野, 菜穂子}, journal = {岡山県立大学短期大学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {従来,児童養育は家庭の私事とされ,保育政策は「家庭保育第一」の立場から「保育に欠ける」乳幼児を対象としてきた。「保育に欠ける」状態は狭く解釈され,その解釈に基づいた保育対策が行われてきた。  少子化の進行を契機に児童家庭施策には「子育て家庭支援」が求められ,保育所にはその専門的力量蓄積の評価に基づいて,地域の子育て家庭への支援が求められるようになった。しかしその役割を果たすために必要となる保育所の「機能拡充」は特別保育対策で行われているため,一部の保育所でしか行われない。  本稿では保育所の「機能拡充」策にかかわる概説的把握を試みた。保育対策の特徴および保育所「機能拡充」の背景を整理し指摘した。あわせて保育所の地域活動の事例を検討し,現在の特別保育事業による保育所「機能拡充」策の課題を指摘することができた。  保育所の「機能拡充」は,保育対象の拡大とそれに伴って新たな対象への援助を可能にするための諸条件の整備を求めている。保育所の「機能拡充」は保育所の質的発展の方向性を示すことが示唆され,今後の制度・政策的対応が注目される。}, pages = {99--108}, title = {保育所の「機能拡充」をめぐる動向と課題-保育所の地域活動を中心に-}, volume = {4}, year = {1997}, yomi = {ナカノ, ナホコ} }