@article{oai:oka-pu.repo.nii.ac.jp:00000971, author = {太田, 裕介 and 井上, 一 and 橋詰, 博行 and 西田, 圭一郎 and 浅原, 弘嗣 and 臼井, 正明 and 阿部, 信寛}, journal = {岡山県立大学短期大学部研究紀要}, month = {Mar}, note = {[概要]慢性関節リウマチ(RA)において手指屈筋腱腱鞘炎(腱鞘炎)を起こす例をしばしば認めるため,横断調査を行った。[対象,方法]岡山大学整形外科リウマチ外来に通院している52例(男6例,女46例)で平均年齢59.5歳(24~85歳),平均罹病期間9.2年(2~30年)を対象とし,視診および触診にて腱鞘炎,弾発現象,ロッキングの有無,および弾発現象の既往につき調査した。調査期間は平成9年4月~5月の2ヵ月間であった。[結果]腱鞘炎を25例(48%)63指に認めた。全63指中,母指~小指が各々4,12,14,19,14指と環指に多かった。1指発生が10例と最も多かったが8指発生も2例あり,うち1例は両手指廃用であった。弾発現象を9例(17%)11指に認め,中指2指,環指5指,小指4指と環指に多い傾向を認めた。ロッキングは4例(8%)5指に認め,手指基節掌側に3例,母指基節掌側に1例認めたが,痛みはなく,日常生活動作の障害はわずかであった。弾発現象の既往のある25例中2例が手術を受けていたが9例(17%)が放置にて治癒していた。また4例はRAの初発症状として弾発現象を認めた。[考察]弾発現象は放置しても自然に消失することが多いので,短期的には経過観察でもよいが,腱断裂を起こす例もあるので,注意が必要と思われた。[まとめ]日常診療において手指屈筋腱腱鞘炎の存在に留意し,腱鞘内注射が有効でない場合は手術的治療も考慮すべきと思われた。}, pages = {37--44}, title = {慢性関節リウマチの手指屈筋腱腱鞘炎}, volume = {5}, year = {1998}, yomi = {イノウエ, ハジメ and ハシヅメ, ヒロユキ} }